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現在、手足口病やヘルパンギーナにかかるお子さんが増えています。
どちらも夏に流行しやすいウイルス感染症で、乳幼児を中心によくみられる病気です。多くは数日から1週間程度で自然に回復しますが、口の中の痛みで水分が十分にとれず、脱水になることがあるため注意が必要です。
手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症です。
感染した人の咳やくしゃみなどの飛沫、便、発疹の内容物などを介して感染します。症状が治まった後もしばらく便の中にウイルスが排泄されるため、手洗いをしっかり行うことが大切です。
主な症状
●38~39℃の発熱が2~3日間
●手のひら、足の裏、足の甲、おしりなどに小さな発疹や水ぶくれ
●口の中の発疹や口内炎(乳幼児では機嫌が悪くなったり、よだれが増えます)
発熱と共に口の中の発疹が先に出現し、手足の発疹は熱が出た翌日に認めることがあります。
ヘルパンギーナも、主にコクサッキーウイルスなどのエンテロウイルスによる感染症です。
主な症状
●38~39℃の発熱が2~3日間
●のどの奥にできる小さな水ぶくれや口内炎
●乳幼児では機嫌が悪くなったり、よだれが増えます
どちらの病気も、ウイルスそのものを治す薬はなく、症状を和らげながら自然に回復するのを待ちます。
① 水分補給を最優先に
口の痛みで飲めなくなると脱水になりやすくなります。
一度にたくさん飲ませるのではなく、少量ずつこまめに飲ませましょう。
② 食べられるものを無理なく
ゼリー、プリン、ヨーグルト、アイスクリーム、豆腐、スープなど、のどごしの良いものがおすすめです。
熱いもの、酸っぱいもの、辛いものは痛みが強くなることがあります。
③ 発熱や痛みが強い場合
処方された解熱鎮痛薬を使用してください。
【登園・登校の目安】
手足口病、ヘルパンギーナともに、登園・登校の目安は、
●熱が下がっている
●全身状態が良い
●普段どおり食事や水分がとれる
ことです。
口の中の発疹が残っていても、元気で食事ができていれば登園・登校できることが一般的です。
【予防のポイント】
感染を完全に防ぐことは難しいですが、次のことを心がけましょう。
●丁寧な手洗い
●おむつ交換後の手洗い
●タオルの共用を避ける
●おもちゃやドアノブなどを清潔に保つ
●十分な睡眠とバランスの良い食事
最後に、手足口病やヘルパンギーナは、多くの場合は自然に回復する病気です。一方で、口の痛みによって水分が十分にとれず、脱水になることが最も心配されます。「飲めない」「ぐったりしている」「いつもと様子が違う」と感じたときは、無理をせず早めに医療機関へご相談ください。
お子さんが安心して回復できるよう、ご家庭でも水分補給と安静を心がけながら見守ってあげましょう。