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インフルエンザ流行の兆し

新型コロナ感染症は落ち着いてきましたが、小児科では嘔吐・下痢の胃腸炎、咳・鼻水の上気道炎症状のお子さん達がこの時期にしては多い印象です。また、手足口病や突発性発疹、溶連菌感染症などコロナ禍ではほとんど見られなかった疾患も増えてきています。

インフルエンザの流行時期が日本と異なり5月〜9月頃にピークを迎える南半球のオーストラリアでは、現在インフルエンザ感染者が急増と報告されています。

オーストラリアは日本より半年早くインフルエンザが流行するため、今夏のオーストラリアでのインフルエンザ流行状況は、日本の今シーズンの参考になります。日本では2019-2020、2020-2021、2021-2022という3つのシーズンでインフルエンザの大きな流行がなく、インフルエンザに対する免疫を持たない人が増え続けています。

今シーズンは日本でもインフルエンザが大流行になる可能性があり、予防接種などの予防が重要です。

インフルエンザワクチン接種は毎年10月から開始予定ですが、インフルエンザワクチンに関する情報はまだないため十分なワクチン量が確保出来るのか今年も心配です。

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