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蒸し蒸しした厳しい暑さが続いていますが、当クリニックでは8月に入ってから、インフルエンザA型の患者さんがちらほらみられるようになり、江戸川区内の一部の保育園で流行しているところもあるようです。
東京都では、2026年8月10日~16日(第33週)のインフルエンザ患者報告数が、1医療機関あたり0.91人となっています。インフルエンザは、定点医療機関あたりの患者報告数が「1.0」を超えると流行開始の目安とされており、東京都もその水準にかなり近づいています。
インフルエンザは冬だけの感染症ではなく、夏にも散発的な流行がみられることがあります。
北半球が夏の時期、オーストラリアなど南半球では冬を迎え、インフルエンザの流行シーズンとなり、南半球からの人の往来などが、夏の日本でインフルエンザが広がる背景の一つとして考えられます。
当クリニックでも、夏休みにオーストラリアでの短期留学から帰宅後にインフルエンザだった方もいました。
昨年は、サブクレードKというワクチンが効きにくい変異株のインフルエンザが世界で流行し、国内でも2025/26シーズンに解析されたH3N2ウイルスの多くをサブクレードKが占めていました。
今年10月から使用される2026/27シーズンのインフルエンザワクチンは、WHOの勧告もあり、このサブクレードKを考慮してH3N2のワクチン株が変更されています。
例年インフルエンザの流行時期が早まっている感がありますが、今年のインフルエンザ予防接種も10月からの予定です。従来の皮下注射ワクチンと鼻へ噴霧する経鼻ワクチン(フルミスト)の両方を予定しています。
インフルエンザワクチンは感染を完全に防ぐものではありませんが、発症や重症化を予防するための大切な手段です。本格的な流行が始まってから慌てることのないよう、今年もしっかりワクチンで備えていきましょう。
接種開始日や予約方法などの詳細については、決まり次第ホームページでお知らせいたします。