東京都江戸川区一之江7-49-5 IMSクレイドル1F
03-5661-9855

なかぞのクリニック

MENU

ブログ

Blog

RSウイルスの検査

RSウイルス感染症が流行している保育園、幼稚園があり、「園で検査をするように言われた」と受診される方が増えてきました。

RSウイルス感染症とは主に乳幼児が感染し、ほとんどの場合は軽症の風邪症状で済みます。治療に特効薬はなく、それぞれの症状に対する対症療法のみとなります。

しかし、RSウイルスに1歳未満の乳児、特に6ヶ月未満の新生児・乳児が感染すると、発熱・咳・鼻汁に加え重い呼吸器症状(ぜーぜー、呼吸困難など)を起こし入院となる事があり注意が必要な感染症です。

RSウイルス迅速検査は外来では1歳未満しか保険適応がなく、1歳以上のお子さんでどうしても検査を希望する場合には、自費での検査となり、それと同時に診察や処方箋代もすべて自費扱いとなってしまいます(混合診療となるため)。

1歳以上で発熱や咳があるお子さんでRSウイルス感染が分かったとしても、特効薬はない事から、いわゆる「風邪」と治療や対応は同じで、登園も全身状態が良く症状が改善していれば問題はありません。

1歳未満のお子さんで、「ヒュー、ヒュー」「ゼー、ゼー」とした呼吸音が聞こえる、顔色や唇の色が悪く母乳・ミルクの飲みが悪い、おなかがペコペコと凹み、呼吸が早い場合などはRSウイルス感染を疑い、夜間であっても救急医療機関を早めに受診するようにしてください。

毎年のことですが、RSウイルス迅速検査キットは、本当に必要な赤ちゃんのために使用出来るよう、保育園・幼稚園の先生方はじめ皆様のご理解・ご協力をお願い致します。

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ