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新型コロナウイルス感染という新たな感染症により、社会的距離(ソーシャルディスタンス)が今では当然のごとく社会全体に浸透してきました。
新型コロナウイルス対策として、極端な感染予防対策(社会的距離、マスク着用、学校閉鎖など)が講じられている場合、これまで普段見られていた小児の一般的な感染症も劇的に低減できる、との米国での研究報告がありました。
国内でも、COVID-19 による影響で外来患者数が最も減少している診療科が小児科との統計も出ていますので、世界的に同じ事が起きていると考えられます。
「社会的距離を置く」ことは、小児の感染症のみならずインフルエンザなど成人も感染する一般的な感染症に対しても、今後公衆衛生戦略として欠かす事の出来ないもののようです。
しかし、あまりにも厳格な感染予防対策は、子どもの学習や心身発達への悪影響、大人の生活や仕事へのストレス増加などを及ぼす事が考えらえ、継続する事はなかなか現実的ではないとも述べられています。
今年の夏はクリニックで小児のヘルパンギーナ、手足口病(夏風邪の代表)は一人も診察しないという初めての体験をしましたが、10月に入り朝晩の気温の低下とともに鼻水、のど痛、発熱などを訴えるお子さんが増えてきています。
どこまで厳格に社会的距離を保つのかは難しいですが、慣れてくるとレストランや劇場などお隣との距離がある程度離れている方が安心感もあり、案外居心地が良い気がします。
街中の人混みや道路渋滞などなかった頃が段々と懐かしくなってきました….. 😆