ブログ
Blog
Blog
麻疹の感染が都内でも確認され、東海道・山陽新幹線のぞみ内で接触があったことが共通しているようです。
麻疹の感染力は、麻疹の免疫がない集団の中に1人の感染者がいると12~14人へ感染させるほど強く(インフルエンザで1.3~1.8人)、空気感染(飛沫核感染)が主な感染経路で、免疫を持っていない人が感染すると100%発症します。
肺炎や亜急性硬化性全脳炎などの合併症もあるため、感染予防のために麻疹ワクチンを接種し免疫を獲得しておくことが大切です。
当クリニックでは、新型コロナウイルス、インフルエンザ、水ぼうそう、嘔吐・下痢などの胃腸炎、アデノ、溶連菌など様々な感染症が認められており、特に小児では発熱を伴う夏風邪のような症状のあるお子さんがかなり多くいらっしゃいます。
宮崎、大分などで400人規模のインフルエンザ集団感染が報道されていますが、当クリニックでもこの時期にしてはインフルエンザがかなり多い印象です。
新型コロナウイルス感染症は成人、小児ともに少しずつ増えてきていますので、引き続き基本的な感染予防対策は忘れないようにしましょう。