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インフルエンザがいよいよ流行期に突入しました 😐
クリニックでも1日数名くらいでインフルエンザが出ています。しかし、それよりも多いのが、嘔吐・下痢症です。
乳幼児から大人まで幅広い年齢層に感染性胃腸炎が蔓延しています。
経口補水液OS-1などの電解質を含むもので水分補給しながら、ゆっくりと静養し回復を待ちましょう!
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ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授のノーベル・スピーチ後の記者会見での、子宮頸がんワクチン問題を含む日本の医療政策における課題に関する以下のコメントが話題になりました。
●「子宮頸がんワクチンの副作用というのは一切証明されていない。日本でもいろいろな調査をやっているが、因果関係があるという結果は全く得られていない。厚労省からの(積極的接種)勧奨から外されて以来、接種率は70%から1%以下になった。世界で日本だけ若い女性の子宮頸がんの罹患率が増えている。一人の女性の人生を考えた場合、これは大変大きな問題だ。マスコミはワクチンによる被害を強く信じる一部の人たちの科学的根拠のない主張ばかりを報じてきた」
● 医学や科学の問題について論じる際にマスコミ関係者に注意してほしい点として、「科学では『ない』ということは証明できない。これは文系の人でも覚えておいてほしいが、科学では『ある』ものが証明できないことはない。『証明できない』ということは、科学的に見れば、子宮頸がんワクチンが危険だとは言えないという意味だ」と述べ、「なぜこれを報道しないのか。先日学会でも講演したが、ルワンダなど(リソースの少ない国)でもワクチンを導入して子宮頸がんが減っている」
●「このことに関し、はっきり言ってマスコミの責任は大きいと思う。大キャンペーンをやったのは、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞。メジャーなところが全部やった。そしてNHKも責任の一端があると思う。今からでも遅くないから、きちんと報道してほしい。実害が生じている」
子宮頸がんワクチンによってすべての子宮頸がんを予防できるものではありませんが、世界130か国以上で使用されており、日本だけが取り残されているこの現状(子宮頸がんワクチン接種の積極的な勧奨を一時延期)を、ノーベル賞受賞者の重きコメントで変えることが出来れば、将来子供たちを子宮頸がんから守り、そしてその子供たちが成長して出産し、子孫を繁栄することにつながるのではないかと思います。
それまでは、子宮頸がん検診で早期発見に努める事が重要です!