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冬休み~年明け早々は大人のインフルエンザが多くみられていましたが、幼稚園、学校などが始まってからもの凄い勢いで小児でインフルエンザが流行し始めています。
国立感染症研究所の発表によると、2018年36-51週に報告されたインフルエンザのウイルス型は、A型H1pdm09が339例(72.1%)、A型H3N2が112例(26.0%)、B型が9例(1.9%)と、A型H1pdm09(09年に大流行したいわゆる新型インフルエンザ)が7割を超えているようです。
高熱に加え、嘔吐、下痢などの胃腸症状を認める場合があり、一見胃腸炎かと思う方も多く認められます。
インフルエンザは倦怠感、頭痛、筋肉痛、止まらない鼻水などが比較的特徴的な症状で、大人の方では微熱でもインフルエンザの場合がありますので、このような症状があればご注意ください。
今シーズンは、1回服用するだけで治療が完了するゾフルーザ(バロキサビルマルボキシル)、タミフル(オセルタミビルリン酸塩)の後発品の登場(18年9月発売)で、治療の選択肢も増えています。
小児科では、どれだけ吸入できているのか分からない吸入薬よりも錠剤が飲める年齢の方はほとんどがゾフルーザの処方を希望されているのが現状です。
乾燥した空気中ではインフルエンザが広がりやすくなるため、加湿やマスクでの予防対策をしっかり行いましょう!