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復活の日

新型コロナウイルス感染症が収束に向かいつつあり出口もやっと見え始めてきたものの、第2波、第3波も懸念されます。

フランスのノーベル賞作家、アルベール・カミュの『ペスト』(1947)が、コロナ禍の現在と「人間と疫病の戦い」という点で重なり合う事から、バカ売れしネット上でも品薄状態とのこと。

先日、たまたまCSで放映されていた小松左京の名作「復活の日」の映画(1980年製作)を観ました。

これも現代の新型コロナウイルスの急激な感染拡大と重なる内容で、ついつい最後まで観入ってしまいました。

東ドイツの陸軍細菌研究所から新種のウイルスMM-88が盗まれ、移送中の飛行機が吹雪のアルプス山中で遭難、墜落。
このウイルスは零度を越えると猛烈な毒性を発揮するため、春になり雪解けと共に、壊れたジュラルミンケースから漏れ出たMM-88が、ヨーロッパから感染が始まり、やがて全世界に広がり、南極にいる極わずかの人を残して人類が滅亡に陥る、というストーリー。

アメリカ大陸縦断ロケや南極ロケを敢行した大作で、日本側の配役の草刈正雄、千葉真一はじめ、ロバート・ボーンやオリビア・ハッセーなど有名な外国人俳優も多数出演し、今観てもなかなかスケールの大きい映画です。

特にボロボロになった草刈正雄が南米ペルーのアンデス山脈、標高約2450mのマチュピチュを歩いていたのにはビックリ 😯

この映画の海外でのタイトルは「Virus(ウイルス)」。

当初は新種のインフルエンザが疑われ、イタリア風邪と呼ばれ、世界で感染が広がっていく混乱ぶりや、日本でもマスクをした患者が病院に殺到し「肺炎」と診断され、病院は大混乱で医療崩壊、というのも新型コロナウイルス感染症と共通している部分もあり見ごたえがありました。

人類は永遠にウイルスや細菌と闘い、そして共存しなければ生きて行けません 😥

新しい生活様式に慣れつつ、一刻も早くワクチン接種が出来るようになり、今は何とか耐えながら「復活の日」を待ちましょう

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