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なかぞのクリニック

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ロタウイルスワクチン定期接種

2020年10月から「ロタウイルスワクチン」が定期接種となります。

対象者は、2020年8月以降に生まれた赤ちゃんとなります。

そのため、2020年7月までに生まれた赤ちゃんは自費での接種となりますのでご注意下さい。

現在、当クリニックではロタウイルス感染症を予防するワクチンとして、ロタリックス(1価ワクチン、2回接種)、ロタテック(5価ワクチン、3回接種)の2種類を使用しています。定期接種後もこれまで通り2種類のワクチンから選択可能です。

♠ロタリックス(1価・2回接種)
一番流行して重症化しやすい1種類のロタウイルス(ヒトロタウイルス株)を弱毒化したワクチンです。交差免疫によって他の種類のロタウイルスにも有効です。4週間隔で2回接種します。遅くとも生後14週6日(生後3か月半過ぎ)までに1回目を受け、生後24週(168日)までに接種を完了します生後24週以降は接種することができません。

♣ロタテック(5価・3回接種)
広く流行して重症化しやすい5種類のロタウイルス(ヒト・ウシロタウイルス再集合体株)を弱毒化したワクチンです。 4週間隔で3回接種します。遅くとも生後14週6日(生後3か月半過ぎ)までに1回目を受け、生後32週(224日)までに接種を完了します生後32週以降は接種することができません。

どちらのワクチンも優れた予防効果があり差異はなく生後6週から接種開始出来ますが、生後2か月からのヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンと同時スタートのスケジュールが進めやすいと思います。
ロタウイルス胃腸炎は、激しい嘔吐、下痢を繰り返し、発熱を伴い、脳炎や脳症を合併する事もあります。ワクチンで重症化を防ぐ事が出来る感染症ですので、決められた期間内に接種してロタウイルス胃腸炎から赤ちゃんを守りましょう!

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