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10月1日よりインフルエンザ予防接種が開始されました。
今年は江戸川区でも2歳~19歳未満の方へ、フルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)に対しても4,000円の助成がでており、予診票の中にも「フルミスト」のことも記載されております。
当クリニックでは、およそ7-8年前から輸入代行業者からフルミストを輸入し、これまでも多くの方へ注射以外のインフルエンザワクチン接種の選択肢を提供しており、その頃からフルミストでないとダメという方もいらっしゃいます。
フルミストは、2003年にアメリカをはじめ、ヨーロッパ各国でも認可・発売されており、効果や安全性の高いワクチンでしたが、日本ではようやく2023年3月に第一三共が製造販売承認を取得し、2024年シーズンから日本国内でも使用可能となりました。
アストラゼネカ社がアメリカで製造している輸入フルミストは4価ワクチンで49歳までが接種対象者でしたが、国内のフルミストは3価ワクチンで対象者が19歳未満までと、少し変更されています。
そのため、これまで注射が苦手な大人の方もフルミストを選択できていたのですが、国内で承認されたワクチンと同じ内容のものを海外から輸入して使用することが法律上できないため、昨年からはすべて国内承認のフルミストを使用することになり、対象者は19歳未満となってしました。
フルミストは、片方ずつの鼻に0.1mlずつ噴霧するだけなので、痛みがないのが何より特徴です。
小児においては注射の不活化ワクチンより効果は持続すると言われていますが、昨年の市販後調査を見ると、生ワクチンのため接種後の鼻水・鼻づまり、発熱などの症状が一定数認められているようです。
これまで注射だけのインフルエンザワクチン接種しか認知されていませんでしたが、今年はフルミストの助成もあり、鼻から噴霧するフルミストという選択肢があることをぜひ知っておいて欲しいと思います。
詳しくはHP内の「フルミストのお知らせ」をお読みください。

