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新型コロナウイルス感染は減少傾向にあり、保育園や幼稚園に通園中の乳幼児では嘔吐・下痢の症状のお子さんが少し増えています。
また溶連菌感染症やアデノウィルス感染症なども散見されていますのでご注意下さい。
毎年5月に校医を担当する小学校の教諭・職員向けにアナフィラキシーの正しい知識と対応について話をしています。
今年も食物アレルギーに関する知識のアップデート、エピペンの使用タイミングや正しい接種方法の確認などについての説明後、アナフィラキシー発生時のシミュレーションを行い、全職員が迅速に対応出来るよう確認しました。
死に至るアナフィラキシーショックもあるため、アレルギー症状の重症度を的確に判断し、エピペンを速やかに投与する事が何より大事です。
幼児~学童の食物アレルギーの原因食品とし、「木の実類」と言われるクルミ、カシューナッツが5年程前から増えています(鶏卵、牛乳に次いで3位)。
それと並行してクルミ、カシューナッツによるアナフィラキシーも増えてきています。
★アナフィラキシーの原因食物:
1位 鶏卵28%、2位 牛乳23%、3位 小麦18%、木の実類12%(クルミ8%、カシューナッツ2.9%)
クルミ、カシューナッツのアレルギーが増加しているのは、木の実類の輸入量が増え、欧米人並みに摂取量が増えているのが要因のようです。
今後、加工食品における義務表示にクルミやカシューナッツを入れる事が検討されており、木の実類アレルギーには要注意です!